アニメイトが米子にオープン

ついに米子にも、アニメイトがやってきました。
米子駅前サティの2階、ヴィレッジ・ヴァンガードの横。
ヴィレヴァンは暇があるとちょくちょく寄るので、巡回コースになってちょうどいい。


9時オープンなので、出勤前のわずかな時間に行ってみることに。
20分前に行くと、すでに長蛇の列。先頭は見えませんが、最後尾がサティのエントランスでした。
その後も続々と人は増え続けます。


しかし、ワタクシの横にいた二人組の会話がすごかった。
行列にウンザリしている一人にたいし、もう一人が


コミケで早朝から5時間並ぶのにくらべたら、どうってことないって」


おおー、ツワモノだー!
さらにツワモノ氏曰く


「あのときはDSの電池が切れたんだぜ」


さすがツワモノ氏、長時間の尺度がDSとは。参りました。


そうこうしている間に、オープンの9時になりました。
列が動きだし、階段を上って2階へ。
ようやく列の先頭、すなわち目的地のアニメイトが見えてきました。
それでもまだ列は、店内の吹き抜け部分をぐるっとまわりこんで続いており、店に入れたのはさらに5分くらいしてからでした。


開店記念のエコバッグを受け取って店内に入ると、今度は人がいっぱいで動けない!
特にアニメ関連グッズの棚付近がすごかった。
マンガやラノベなら、一般の店でもそこそこ置いてあるでしょうけど、グッズなんてほかじゃ置いてないですもんね。
CDの品揃えが豊富なのもいいですね。


結局、特に買いたいものもないし、買う金もないし、仕事の時間も迫っていたので、一通り見回して帰ることにしました。
アニメは好きですが、なにかを集めたりするわけではないので、今後も買い物よりも見て楽しむ感じで、覗いてみようと思います。

ケプラー予想

お久しぶりです。
飲んだらハイになると一部では有名な、Seymourです。
裸になったことはないですがね。


ケプラー予想

ケプラー予想


「球をできるかぎり高い密度で詰め込む方法は、八百屋がオレンジやトマトを積み上げる方法と同じである」


この、一見常識とも思える命題を、数学的に証明しようとしたら400年近くもかかったという、難問に挑んだ数学者たちのお話。
サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』と、テーマも読んだ感じも似てるなあと思ったら、訳者が同じでした。


球という立体を扱った問題なので、読む方としてはかなり想像力が要求されました。
著者も、わかりやすい図を使ったり、ほかのものに例えたりして、読者が理解できるようにかなり工夫をしてくれていると思います。
それでも、本当に理解しようと思ったら、ピンポン球を買ってきて(しかも白とオレンジの2色あった方がよい)、それを並べたりくっつけたりしながら読んだ方がいいかもしれません。


証明の最後は、コンピュータを使ってさまざまなケースについて計算をして、これ以上に高い密度はないということを証明するのですが、その手法はそれまでの数学の証明のエレガンスさとはかけ離れているということで、批判もあったようです。
同様のことは、「すべての地図は四色で塗り分けられる」という四色定理の証明でコンピュータが使われたときにもいわれたようですが。
それでも、先人たちの失敗や試行錯誤を踏まえながら、解決の糸口を見つけ出したヘールズのひらめきには感心してしまいました。

ゆうべのゆめ


昨夜というか今朝方なんだけど。


なんか夢の中で、女装してた。


セーラー服着てた。


しかも夏服。


それを女友達に見せたら「かわいい」だか「似合ってる」だか言われた。


そこで目が覚めたんだけど、脳裏に残ってる自分のセーラー服(夏)姿に・・・


ちょっと萌えた。


最低だな、おれ。

鈴木光司「エッジ」

エッジ 上エッジ 下




映画でもなんでも「ホラー」は好きじゃないので、「リング」や「らせん」で知られる鈴木光司にも全く興味がなかったのですが、新作「エッジ」は科学的な事象を扱い、「世界を記述する科学に綻びが生じたら、世界も崩壊するのではないか」という怖さを描いた作品だということで興味を持ち、読んでみました。


物語の方は、失踪した人々を捜していくうちに、それらの原因が地球や太陽の活動にあるということが明らかになり、やがては宇宙規模の崩壊へとつながっていくという、予想外に壮大な展開でした。
そこからの脱出の手法は、いかにもSF的だなあと思ったのですが、主人公がたどりついた先が「ははあ、そこにつながるのか」という感じで、作者の想像力に脱帽してしまいました。


読みながら、この作品を映画やドラマにするなら役者はだれかなって考えていたんですが、主人公の栗山冴子は大塚寧々をイメージしました。
その相手役で、不倫関係になる妻子持ちのテレビプロデューサーは、そこまで明確なイメージはなかったんですが、あえて挙げるとすれば阿部寛かなと。
でもその組み合わせは、ほとんど「HERO」じゃないかと、少ししてから気づきました。


主要参考文献に、数学から物理学、量子力学、生物学、地質学、宇宙論など、ワタクシの最近の関心に引っかかりそうな本がずらっと並んでいて、これを見ただけでおもしろそうです。ワタクシが最近読んだサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」や「暗号解読」も含まれていますからね。
実際、物語のなかでも、円周率からリーマン予想、物質と反物質、さらにはノーベル賞受賞で話題になった「対称性の破れ」まで取り上げられていて、楽しめました。しかも、それほど専門的なことが書かれているわけではないので、数学や物理が苦手という人でもさらっと読めるかも。

改めて、iPhone≠「ケータイ」ということをはっきりさせた方がいいと思う

はじめに断っておきますが、ワタクシはSPIRAL LIFESCUDELIA ELECTRO、MOTOR WORKS、そしてソロと、ずっと石田ショーキチ(小吉)というアーティストを追い続けてきたし、ライブDVDを観た妻から「歌がヘタ」と言われても「ヘタでもいい、色気があるから」とフォロー(?)してきたし、石田ショーキチというミュージシャンが大好きなわけですよ。


ですから、その石田氏が先日ブログで以下のような記事を書いておられたことにちょっと驚いてしまいましたが、非難する気はさらっさらないので落ち着いて聞いてほしい。


iPhone 3Gの非勧め? | SHOKICHI ISHIDA OFFICIAL WEB SITE | diary


まあ要約すれば、これまでのケータイからiPhoneに機種変したところ、これまでケータイでやってきたあれやこれやがほとんどできなくなってショック! という内容。
こういうのって、iPhoneが発売された当初も、たとえば森公美子が買ったんだけど使い方がわからず解約したい、ていう話があったんだけど(その後使い方がわかったそうですが)、今値下げして売上が伸びてるって言うから、またこういうケースは増えてるんでしょうかね。


それにしても石田氏といえばですよ、かなり早い時期から音楽にコンピュータを活用してきたことで知られているし、スクデリ時代は他の2人がコンピュータに明るくないので自分がほとんどすべてのデータを作っていて、そのためにボーカルやギターに集中できなかったと自ら語っているくらい、コンピュータやMacのことを知り尽くしている、ひいてはAppleのこともよく知っていると、少なくともワタクシはそう認識していたんですよ。


ですから、今回の記事を読んでちょっと意外な感じを受けたのでありますが、その核心は石田氏ものべているように、iPhoneは携帯電話ではない」ということを分かっていないで購入した、という点に尽きると思います。


iPhoneというのは、そもそもその他のいわゆる「ケータイ」とは、全く異なる思想、全く異なる文化の上につくられていると思うんですよ。
最も大きくちがうのは、たとえばWeb。ケータイなら「iモード」とか「EZweb」とか「Yahoo!ケータイ」といった、いわゆる携帯電話専用の「携帯サイト」が中心なわけですが、iPhoneはパソコンで見るサイトと同じものを見ることを前提として、iPhone用の「Safari」(Mac標準のウェブブラウズソフト。Windowsで言うところのIE)が搭載されているわけです。
もちろん、「パソコンと同じサイトを見るっていいながら、Flashが表示できないのは欠陥じゃないのか」っていう意見はよく分かる。ワタクシも、iPod touchが発売されたとき、さっそく店頭で実機をさわってみて、まずやったのがニコニコ動画へのアクセス。見事に表示されなくてガッカリした思い出がありますから、よく分かります。しかし、そこはもう「iPhoneで動画見るならYoutube。ニコ動見たけりゃパソコンで」と割り切るしかない。そして将来のバージョンアップで対応してくれるだろうという淡い期待を持ちながら、wktkして待つしかないんですよ。
「そんなふうに割り切れるのはマカーだけ」と言われたら、返す言葉もないんですが・・・。


もう一つ、ケータイとiPhoneで大きくちがうのはアプリ。ケータイなら「iアプリ」とか「EZアプリ」とか「S!アプリ」があるわけなんですが、当然これはiPhoneには引き継げません。ですから、石田氏のようにケータイのアプリを縦横に使いこなして日常のあれやこれやをやっている人ほど、iPhoneでそれらが使えないってことで困るというのは当然なんですね。
ただしiPhoneでは、iTunes StoreApp Storeに数多くのアプリがあって、石田氏も「最大の特徴」だと言われているように、それこそ種類の豊富さや充実度、検索の簡便さ、使用者の評価やレビューを参考にできる点などは、ケータイアプリとは比べものにならないくらいすばらしいと思うんですよ。無料のものも結構ありますし、探せばいろいろ役立つものがあるんです。
ですから、ケータイアプリの使用頻度の少ない人なら乗り換える価値はあると思いますし、ケータイアプリのヘビーユーザーでも、いわば「スクラップ・アンド・ビルド」する覚悟さえあれば、その先の道はさらに広がるのではないかと思います。


そのほかにも、「カメラがショボい」とか「動画が撮れない」とか「コピペができない」とかいろいろありますが、その辺は先ほどのFlash未対応のように、「こういうもの」として割り切りつつ、今後のバージョンアップ(ハードとソフトの両面での)に期待するしかないですね。
次期OSではコピペには対応するそうですし、技術的にクリアできれば動画撮影などの機能も載せない理由はないと思います。


そういう意味で、iPhoneは「ケータイ」ではないということをはっきりさせておく必要があると思うんですよ。「だれが」はっきりさせなければならないかといえば、それはもちろん「売る側」、この場合、iPhoneを開発し作っているAppleと、日本の携帯電話市場においてiPhoneを扱っているSoftBankということになると思います。
で、AppleiPhoneの「可能性」を示すことで、ケータイとの違いを十分にアピールしていると思うんですよ。マカーとしての贔屓目もあるんだろうけど。CMなんか見ても「こんなことができる」「簡単にできる」ということを非常に魅力的に伝えており、普段ワタクシのApple信者っぷりを冷ややかな目で見ている妻も、あのCMには「へー」とか感心したような声を上げていますから。Appleには、もっともっとiPhoneを使うことで広がる「夢」を語ってほしいと思うわけであります。


問題はSoftBankではないかと。彼らはiPhoneを作っているわけではなく、iPhoneを使おうとする人と実際に対面し、契約(機種変)させる役割を担っているわけです。その場面において、「こんなことができる」という夢を語ることも必要ですが、きちんと「iPhoneは、お客様がこれまで使われていた携帯電話とはちがいます」「○○ができますが、××はできなくなります」ということを、しっかりと説明する必要があると思います。
それを説明すれば、iPhone購入を躊躇する人も増えるでしょう。当然、売上を伸ばそうっていうときに、そういう客を立ち止まらせるようなことは言うべきじゃないという力学が働くことになると思います。
しかし、「iPhone≠ケータイ」ということを曖昧にしたまま売上を伸ばしたところで、「こんなはずじゃなかった」とネガティブキャンペーンをする人が増えては元も子もないわけです。


以上、いろいろ好き勝手なことをのべましたが、ワタクシはiPhoneは持っていません(オイオイ)。
ですが、iPod touchを愛用して、iPhoneiPod touchの共通点と違いについては分かっているつもりですし、雑誌やwebなどで林信行氏や大谷和利氏の解説なども読んで、ワタクシなりに「iPhone≠ケータイ」ということは納得しております。


ちなみに今日になって、石田氏は「iPhoneのお陰で助かった例」を書いておられます。
うちも2歳の息子が泣きじゃくっているとき、iPod touchYoutube上のネコの動画を検索して見せたり、ケータイ(auのINFOBAR2)で撮った息子の動画を見せたりして泣きやませております。


それにしても、石田氏がこれまで、あの長文の日記をケータイで入力してきたってことの方が驚きだっつう話ですよ。
今回の記事も、iPhoneに苦言を呈する記事を、丸一日かけてiPhoneで入力したとか。そこにiPhoneへの愛を見た気がします。

相対性理論

タイトルにすると硬そうですが、音楽の話です。


シフォン主義

ハイファイ新書










相対性理論の『シフォン主義』と『ハイファイ新書』。1〜2月のヘビロでした。


昨年末、CD屋でたまたま『シフォン主義』を見かけたのが最初でしたが、まずジャケットに惹かれました。
地球を月をバックに宇宙空間を漂う宇宙飛行士。そして飾り気のない「相対性理論」と「シフォン主義」の文字。最初はどっちがアーティスト名でどっちがタイトルかわかりませんでした。
『シフォン主義』というタイトルもおもしろいんですが、収録曲がまた「LOVEずっきゅん」だの「おはようオーパーツ」だの「元素紀行」だの。絶妙なひねりが効いてて思わずニヤリとしてしまいました。
視聴してみると、メロディーは割とストレートなロックなんですが、ボーカルはけだるいようなウィスパーボイスで、これまたツボ。
ああ、でも衝動買いしてはならん! と思って、しばらく様子を見ることにしていました。


その後も気になっていたんですが、1月に発売された『ハイファイ新書』が、iTSのアルバムチャート1位になっているのを見て、iTSで購入(6曲と9曲で2,100円也)。


『ハイファイ新書』は前作にくらべて、サウンドがぐっと落ち着いた感じになっていますが、メロディーはやはり体にスッと入って馴染む感じ。だから繰り返し聴けちゃうんですよね。
歌詞の言葉遊びも洒落ていて楽しめます。


あかりをつけましょ


桃の節句ということで、妻の実家からいただいた雛人形を飾りました。
息子を保育園に送り出してから、組み立て開始。
説明書のようなものがなかったのですが、飾り付けの例の写真を見ながらなんとか完成。
牛車があるのに牛がいないのが気になります。