CORNELIUS @ 境港


境港市出身のドラマー、あらきゆうこさんの凱旋ライブ「mi-gu night」。ゲストはコーネリアス! 境港にコーネリアスがくるなんてまさに奇跡。
仕事で行けなくなりそうだったんですが、なんとかやりくりして行くことができました。
しかし、一緒に行く予定だったtanami氏は参加できず、1人で行くことになりました。(もっと早めに日程を確認しておけばよかったのですが、申し訳ない >tanami)


開場時間を少し過ぎて会場に到着。ロビーでコーネリアスのTシャツを購入。「コーネリアスといえばTシャツ」ですな。買ったのは初めてですが。


客席はすでに3分の1ぐらい入ってる感じ。全席自由なので、できるだけ前(あわよくば最前列)を目指したのですが、なんとか前から3列目に座ることができました。


待つことしばし、いよいよ開演。あらきゆうこさんの登場! 
実物を見ると意外と小柄な印象。しかし、演奏が始まると、どこからそんな力が出てくるの?って感じの力強い音。きっと腕とか足とかすごい筋肉なんだろうなあ、などと考えながら聴いておりました。やっぱり生で聴く音楽はいいですね。


約1時間のパフォーマンスが終わり、次はいよいよスペシャルゲストのコーネリアス。準備のための休憩の間、隣の女性3人組の会話が耳に入ってくる。
すぐ隣の女性が「コーネリアスってどれぐらいすごいのかよくわかんないんだけど」といい、別の2人が解説。そういう人がコーネリアスに触れる機会ができたことはうれしいことです。


さて、そうこうするうちにコーネリアスの登場!
ナマ小山田圭吾!! 興奮!!!


ワタクシの記憶が確かなら、セットリストはこんな感じ。曲数はあってると思うけど、曲順は違うところがあるかも。
01. Breezin’
02. Wataridori
03. Gum
04. Smoke
05. Tone Twilight Zone
06. Drop
07. Point Of View Point
08. COUNT FIVE OR SIX
09. I Hate Hate
10. BRAND NEW SEASON
11. Beep It
12. STAR FRUITS SURF RIDER
13. Fit Song
14. Like A Rolling Stone
15. Music
16. Sensuous
e1. ?
e2. Sleep Warm


というわけで18曲。ゲストといいつつ本ツアー並みの内容じゃありませんか!その分MCなしで飛ばしてましたけどね。


幕開けは、ニュース23出演時と同じような感じでしたが、境港ということで、「ゲゲゲのゲ」のギターリフと、鬼太郎やぬりかべの手書きイラスト。鬼太郎を使ってくるところは予想どおりとはいえ、なんだかうれしいですね。


先ほどの「コーネリアス知らない」さんも、出だしから「すげ〜」と声を漏らしたので、密かにニヤリ。


演奏とシンクロする映像(PV)もクオリティータカス。見たことのあるPVも割とあったのですが、大スクリーンと生演奏で破壊力は格段にアップ。小山田君も見たい、スクリーンも見たい!とジレンマに陥ることしばしば。


圧巻は「COUNT FIVE OR SIX」!
もともと大好きな曲なのですが、『FANTASMA』の曲をもってくるとは予想していなかったので、始まった瞬間飛び上がりそうになりました。しかし、客席はだれも立ち上がらないので、仕方なくイスに座ったまま、興奮して足を踏みならしたり体を上下にゆすったり。まわりから見たら相当変な人に見えたかもしれません。


「BRAND NEW SEASON」の時だったでしょうか。間奏中に小山田君がおもむろにステージの端にきて、最前列の男性を手招きし、舞台に上げ(!)、彼の手をもってテルミンで「ラブミーテンダー」を見事に演奏(ウラヤマシス)
その男性がまた、ハンサムとは言い難い(失礼)素朴な感じの人で、そういう小山田君の人選のセンスにも妙に納得してしまいました。


アンコールが始まると、前列がおもむろに立ち上がるので、ようやくスタンダップ。1曲目は聞き覚えのない曲だったのですが、のりのよい曲でした。


オーラスはディーン・マーティン(?)のカバーなんですが、映像は寝ている子どもに歌詞がふわふわ。歌詞の内容は愛する人に「ぐっすりおやすみ」っていうものなんですね(いままであまり注意して聴いていませんでした)。
この曲は確か、小山田君が先頃なくなられたお父様のレコードコレクションから見つけ出して、カバーしたものだそうです。
小山田君も自分の子ども(まいろ君ももう今年で6歳だそうで)のことを思って歌っているのかなあと考えると感慨深いですね。
さらにそれを、親になった自分が聴いている、音楽はそうやってつながっていくものなんだなあと、しみじみ思ったのでした。


最近めっきり女性ボーカルに傾倒しているんですが、小山田君の声にはしびれますね。あと男性ボーカルでしびれるのはスクデリ石田君とラウンド北川君です。