僕等がいた

ぼーくらーはー ひーたはーしーるー

♪メリーゴーラウンド / ささきのぞみ


大地丙太郎監督のアニメ「僕等がいた」を観ました。
両思いなのにすれ違いを繰り返し、それを乗り越えて絆を深め合っていく...という、恋愛モノとしてはオーソドックスすぎると思うんですが、そういう甘酸っぱい話に触れるのが久しぶりなせいか、引き込まれて一気に観てしまいました。
さすがに泣きませんでしたが。


耳に心地よい女性ボーカルの曲を効果的に使っていて、エンディングテーマは各話のラストにあわせて10曲を使い分け、それらがさらに挿入歌としても使われたり。
大地監督の音楽へのこだわり方は好きですね。


あと、大地監督といえばハイテンポなギャグも期待していましたが、この作品はシリアスな部分が多いので、テンポはゆっくり、ギャグもほとんどありません。
大地監督のギャグを味わいたければ、「すごいよ!!マサルさん」か「ギャグマンガ日和」を観ればいいと思うよ。


で、アニメ26話を最後まで観たんですが、原作はこの続きがあるんですよね。しかも原作自体がまだ完結していないようで、ああ〜、続きが気になる〜!


大地監督を知ったのは、大学時代に観た「こどちゃ」。
原作は少女漫画で、しかもどちらかといえば子ども向けなので、「『こどちゃ』が好きです」って言うのはちょっと勇気がいるのですが、大人が観ても十分楽しめて考えさせられるアニメだと思います。
このアニメに命を救われた、っていうとちょっと大げさなんですが、当時勉学でも恋愛でもつまづいてうつ気味だったワタクシの心の支えてくれたのが「こどちゃ」なのです。
(って要は現実逃避してたんですが。まあそういう時間も必要なときがあるのです。あるってば。)


ちなみに「こどちゃ」をリアルタイムで観始めたのは全102話のうち72話目ぐらいからで、一気にはまってしまい(自分の境遇と重ねちゃったんですよね)、それから過去の放送分をレンタルしまくり。借りるのはかなり恥ずかしかったんですが。


さらには全3作発売されたサントラも購入。妻と付き合い始めた頃、CDの棚からこのサントラを見つかったときはあせりましたが、彼女は無言。
それ以来彼女は、ワタクシの趣味の領域には触れてはならない部分があると感じているようです。
ハルヒとか読んでると、あきらめたような顔をされるよ!


【追記】0527
認識不足でしたが、「僕等がいた」ってかなり売れてるようですね。
レンタルコミックを覗いてみたら、少女漫画の2位でした。しかも全巻貸し出し中。