オスカーとったというニュースを聞いて、それじゃあ観てみようかと。
ミーハーだなあ。
いやー、でも観てよかった!
もう涙腺崩壊。近年見た映画では最高の感動作でした。
納棺という作業を通じて、死者を丁重に、美しく送ってゆく。
そのことによって、残された者が死者との関係をあらためて見つめなおしていく。
山田辰夫のくだりと、吉行和子・杉本哲太のくだりが特によかったです。
一方で、死体を扱う職業に対する偏見と、さらにそれを納棺そのものを通じてほぐしていくところまで描いていて、非常に丁寧な作品だと思いました。
オスカー効果でしょう、平日というのにかなりの人が入っていました。